ぽらん医療Q&A (2016年11月)

正しい爪の切り方は?

足の親指の爪を短く切ったあとに、つま先が腫れて痛くなってしまいました。じくじくして赤く盛り上がった状態です。どうしたらよいですか?

爪先がまわりの皮膚に食い込んで痛くなる「陥入爪」のようですね。傷ついたところが赤く盛り上がる「化膿性肉芽腫」もできているようです。爪を短く切りすぎると、爪先が回りの皮膚にぶつかって傷つきやすくなってしまいます。肉芽腫ができてしまうと様々な処置による治療が必要になります。

 

どうすれば防げたのでしょうか?

正しい爪切りを行っていれば陥入爪は防げます。足の爪はスクエアオフといって足指の形に合わせて切るのが基本です。足指の先(末節)はトウモロコシの粒のような形になっていますね。四角い形に切って、角は丸める程度にとどめて切りすぎないようにして下さい。爪先端の白く浮いている部分は1~2mm残して下さい。上手に切るには、刃がまっすぐなニッパ型の爪切り鋏がおすすめです。爪が当たって痛くなったときは、がまんせずこじれる前に医療機関を受診して下さい。

 

もし、知りたい情報があったら?

当院では、患者様方に身近な皮膚病の情報をおとどけします。
お知りになりたい皮膚病がありましたら、職員にお声をかけていただければ幸いです。

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