身近な皮膚病Q&A vol.21(第21号 2010年)

第21回は「軟膏ってどれくらい塗ったらいいの?」です。

アトピー性皮膚炎で軟膏と保湿剤を処方されていますが、どれくらいの分量を塗っていいのかよくわかりません。

おっしゃる通り、塗り薬は飲み薬と違って、分量の加減が書かれていないので、べたべた塗ればよいのか、塗ったのがわからないくらい薄くてもよいのか、疑問を持たれることでしょう。
使用量の目安は、軟膏やクリームの場合は、人差し指の先から第一関節まで伸ばした量が約0.5gです。この量で手の面積2枚分、または顔一面に塗れます。

 

ローションでの目安は?

手のひらにとって1円玉大が0.5gにあたります。これで手の面積2枚分、または顔一面に塗る適量です。

 

塗る厚さでは適量はわかりませんか?

ローションはとくに頭で使いすぎることが多いので、よく手のひらの上で伸ばして使って下さい。虫さされや慢性湿疹によく使う亜鉛華の入った軟膏は白くべたつくので、よく伸ばすか上からガーゼをのせるとよいでしょう。

 

もし、知りたい情報があったら?

当院では、患者様方に身近な皮膚病の情報をおとどけします。
お知りになりたい皮膚病がありましたら、職員にお声をかけていただければ幸いです。

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