身近な皮膚病Q&A vol.7(第7号 2003年)

第7回は「とぴひ(伝染性膿痂疹)」です。

「とぴひ」はどんな病気ですか?

黄色ブドウ球菌やレンサ球薗が皮膚に感染し、皮膚がじくじくしてむけてくる、こどもに多い病気です。まるで「飛び火」するように、次々とからだのあちこちに拡がっ ていきます。

 

どうして皮膚がむけてくるのですか?

薗がつくる毒素が、皮膚の接着を次々にこわしていくからです。毒素は血の中に入って、あちこちの皮膚に病変は拡がっていきます。

 

検査はありますか?

病巣から薗を採取して、薗の種類をしらペ、さらに、どのくすりが薗に効くかを調ペます。現在、くすりが効きにくい薗が増えており、くすりの選択に必要な検査になっています。

 

どのように治療するのですか?

薗を退治する抗生物質を飲んでいただきます。短期間の内服では再発しますので、10日から14日飲み続けることが必要です。また、病巣部は軟膏で保護し、乾くようにしていきます。

 

他人にうつりますか?

接触により感染しますので、病巣が乾くまでは、他のこどもには接しないようにして下さい。入浴はシャワー程度なら大丈夫です。いずれ、完治するまできちんと治療することが大切です。

 

もし、知りたい情報があったら?

当院では、患者様方に身近な皮膚病の情報をおとどけします。
お知りになりたい皮膚病がありましたら、職員にお声をかけていただければ幸いです。

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