第7回は「とぴひ(伝染性膿痂疹)」です。
「とぴひ」はどんな病気ですか?
黄色ブドウ球菌やレンサ球薗が皮膚に感染し、皮膚がじくじくしてむけてくる、こどもに多い病気です。まるで「飛び火」するように、次々とからだのあちこちに拡がっ ていきます。
どうして皮膚がむけてくるのですか?
薗がつくる毒素が、皮膚の接着を次々にこわしていくからです。毒素は血の中に入って、あちこちの皮膚に病変は拡がっていきます。
検査はありますか?
病巣から薗を採取して、薗の種類をしらペ、さらに、どのくすりが薗に効くかを調ペます。現在、くすりが効きにくい薗が増えており、くすりの選択に必要な検査になっています。
どのように治療するのですか?
薗を退治する抗生物質を飲んでいただきます。短期間の内服では再発しますので、10日から14日飲み続けることが必要です。また、病巣部は軟膏で保護し、乾くようにしていきます。
他人にうつりますか?
接触により感染しますので、病巣が乾くまでは、他のこどもには接しないようにして下さい。入浴はシャワー程度なら大丈夫です。いずれ、完治するまできちんと治療することが大切です。
もし、知りたい情報があったら?
当院では、患者様方に身近な皮膚病の情報をおとどけします。
お知りになりたい皮膚病がありましたら、職員にお声をかけていただければ幸いです。